土地の特徴
大阪府吹田市は、大阪市のちょうど北に位置している内陸の市です。
隣接する地域としては西側の豊中市や北側の箕面市、西側に摂津市や茨木市といったところがあります。
川を隔てた地形で大阪市とつながっていますが、公共交通機関の利便性が高く、古くから大阪中心地のベッドタウンとして開発をされてきました。
人口としてはそれほど多くなく、約37万人と大阪府内第6位の数となっています。
市内の大きなシンボルとなっているのが、大阪万国博覧会の会場として使用された万博記念公園にある「太陽の塔」で、さらにお隣の豊中市との市境にある「千里ニュータウン」が特徴的です。
地理的に大阪府と京都府の両方に近いこともあってベッドタウンとして非常に人気が高く、大阪市内中心地とは異なるのんびりとした自然の多い風景が見られる場所です。
歴史的には産業道路が整備されたことにより、まずビール工場と操車場の街として開発が進み、それがのちに住宅建築で発展をしています。
どちらかといえば、住宅地として新しく人気の出るようになった地域という認識がされているでしょう。
しかし、都市としての発展が比較的新しい時期に行われたということがよい面に働いており、交通網が非常に便利に敷かれていて、関西のどこに向かうにも便利な環境が整えられています。
動向、地価公示価格の推移
吹田市の地価は、全国地価ランキングの第96位の平均坪単価80.2万円となっています。
これは大阪全体の平均坪単価に近い数字なので、安定的な数値で推移している場所というふうに見ることもできるでしょう。
地理的に大阪中心地と深い関わりがあることから、地価もそれに引きあげられる形で上昇傾向が見られており、前年度から1.16%の上昇となっています。
なお、平均地価が似たような価格の地域としては東京都小平市や大阪府東成区があります。
おすすめポイント・住みやすさ
大阪を含む関西方面は、全国的にも医療関連の人材が不足している地域となっていますが、その改善策として現在進められているのが「北大阪健康医療都市」という構想です。
吹田市内には6つの大学と研究機関があり、さらに先端医療施設である国立循環器病研究センターがあることから、北大阪での医療の中心地として運営されています。
また、かつて吹田操車場として使われていた跡地を利用した都市計画も進行しており、この地域の医療施設を集結させるということも予定されているのです。
このことから、今後は関西方面でも高度医療人材が生活する都市として発展していく可能性があり、そこから不動産取引が活発化していくことも考えられるでしょう。
校区にも恵まれていて、関西で教育に力を入れている家庭が住むことも多く、落ち着いた文教都市が形成されています。