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管理業務主任者

マンション

管理業務主任者も、マンション管理士と同様にマンショの管理に関する資格のひとつです。
管理業務主任者は、マンションの管理組合をまとめて管理する管理会社において必要となる資格で、必ずいなくてはならないものとなっています。
つまり、不動産業界においては、かならず一定数の管理業務主任者が必要だということです。

試験内容

管理業務主任者も他の建築関連資格と同様に国家資格であり、試験は1年に1回、毎年12月に実施されています。
試験内容は実際の仕事に即したものとなっていて、マンションの管理事務に関連したことや、その経理にかんすること、設備の維持のために必要なことなどの知識を問うものとなっています。

管理業務主任者の場合、他の資格に比べてその年ごとの合格率の変動が大きいという特徴があり、合格率の高い年では60パーセント近くになるのにたいして、低い年では20パーセントを切ることもあるようです。
ただし建築士のように受験資格がなく、誰でも受けることができるので、そういった点ではハードルはやや低い試験かもしれません。

管理業務主任者とマンション管理士では、マンション管理士のほうが難易度がたかいので、マンション管理士をめざす前にまず管理業務主任者という段階を踏む方法もありかもしれませんね。
また、宅建、つまり宅地建物取引主任者の試験とも試験内容が重なる部分が多いので、宅建資格をすでに持っている人や、宅建合格を目指して勉強している人にとってはとりやすい資格かもしれません。

この資格が注目される背景

マンションの管理に特化した資格がこのように注目される背景には、日本の住宅事情などからとくに都市部では一戸建てがすくなく、マンションなどの集合住宅が多く、それらを管理することのできる人材が求めれれいるという方法もあるのです。
つまり、マンションの管理に関する資格というのは、今の時代そしてこれからの時代には必ず求められるものであり、その選択肢のひとつとして管理業務主任者の資格取得が考えられるのです。

なお、マンション管理士と名称の似た資格に「ビル管理士」という国家資格がありますが、こちらはビルの衛生管理に関する実務についての資格試験となります。
つまり、排水や空気の衛生状態やボイラーの管理といった、より技術的な専門分野についての資格となります。
名称は似ていますがその内容はかなり異なるので、注意が必要です。

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